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「いや~、今日は昨日と一転して雨やな。」
「そやなぁ、まぁ二転はしとるやろ。下手すりゃ三転しとるかも。」
「…えっ?」
「いやだから、二転か三転。」
「えっ、あぁ、いや三転はないやろ。二転はもしかしたらあるかもしれんけど、やっぱ今日は一転やろ。」
「いや、一転はないて。昨日あんな晴れてたんやで?そりゃ一転どころやないよ。二か三は確実やって。」
「でも夜は曇ってて肌寒かったやん。そう考えると、やっぱ一転程度やと思うで。」
「そりゃ今日がこんな雨なら夜は曇るよ。それより昼の晴れ具合に注目せな。うん、二か三は堅いなやっぱ。」
「ちょっと待って。…昨日が晴れで二転したら、雨降ってまた晴れたって事になるやん。三転やと、雨降って晴れてまた雨って事やん。何かおかしくない?」
「………」
「………」
「………」
「(まずい事ゆったかな…)」
「……とりあえず、メシいかへん?」
「そ、そやな!」
「…(死ね!)」
「えっ!?なんかゆった?」
「いやいや、何もゆってないよ。頭おかしいんちゃうか。」
「えっ、、あっ、うん、ごめん…」
その後、二人は無言でメシを食べ終わり、二度と口をきかなかった。
~fin~
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