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【高校野球】県外からの選手集め(野球留学)批判について思うこと

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どうも、hoinです。

2018年夏の甲子園決勝は金足農業vs大阪桐蔭で盛り上がりましたね!

高校野球児として甲子園を夢見ていたhoinは、毎年この時期には本当に心を揺さぶられます。

(夏の予選はすぐに負けちゃいましたけどね!)

 

今日は最近の高校野球の「県外からの選手集め・野球留学批判」記事やコメントを見てて思うことがあったので、実体験から自分の考えを書こうと思います。

 

hoinの野球経歴

hoinは小中で軟式野球、高校では硬式野球、大学では軟式の草野球をしていました。

小中高はすべて地元の公立校です。

中学は公立ですが、同学年に良い選手が揃っていて県内でも強豪と言われるまでになり、hoinはそのチームの中心選手でした。(自慢)

メンバーには県外の強豪校に進学する者もいましたが、hoinは地元で勝負したいと思い、公立の中堅校に進学しました。

いわゆる激戦区だったので、甲子園は遠い存在に終わりましたが、今でも忘れられない3年間でしたね。

 

県外からの選手集め批判について

本題ですが、ここ最近、全国から選手を集める強豪の私立高校を冷めた目で見る風潮が高まっているように思います。

昔から言われていたことですが、数年前の青森の光星学院が勝ち進んだあたりからその声が強くなったと感じています。

完全に肌感覚ですが。

 

批判までしてる人は実際かなり少数だとは思いますが、県外からの野球留学は制限した方が良いという意見も結構ありますよね。

批判については少数なので置いておいて、県外出身選手の割合を制限すべきという意見については、hoinは反対です

理由は、選手にとっては、強豪の私立高校へ進学するのにそれ相応のリスクやデメリットを背負っており、かなりの覚悟を持って挑んでいます

そんな覚悟を決めた15才の若者の進路を、大人の理屈や印象で制限すべきではないと思うからです。

 

強豪校に進学するリスク・デメリット

hoinは自分が高校野球を経験したから特に感じるんですが、強豪校に進学するという決断は容易ではないです。

具体的なリスクやデメリットを上げると、

  • 中学卒業という早い時期に家族や友人と離れた土地で暮らすことになること
  • 地元では確実に主力選手として試合に出られるが、強豪校では試合にすら出られないかもしれないこと
  • 身体が成熟しきっていないので、自分の伸びしろがわからないこと
  • 野球にだけ高校生活を捧げることになるから、野球で失敗が許されないこと
  • それでも甲子園が約束されるわけではないこと、プロに行けるわけではないこと

と、こんなにあります。

どうですか?

こんな大人でも悩んでハゲてしまうような事を、15才の少年が決断しないといけないんです。

 

強豪校進学の覚悟

hoinの知り合いには、行きたい高校に行くために中学時代に転校までして進路を決めている人もいました

もちろん、本人の意思です。

 

こんな覚悟を持った子たちが集まったのが、強豪の私立高校なんです。

 

そりゃ強いですよね。

技術うんぬんではなく、気持ちや意識の面で全く違います。

そんな覚悟を持った子たちを、強豪校は責任を持って受け入れているんです。

 

地元の高校を選んだhoinには、当時はこの選択をする覚悟はありませんでした。

今考えると甘さはあったと思いますね。

ただ、今選んでも強豪校という選択はできないかもしれません。

 

よくやり玉にあげられる青森の光星学院について、確かに大阪出身の選手が多いですが、実際にこれらのリスクを背負って大阪から青森まで野球留学するのはよっぽどの覚悟が必要です。

しかも光星学院に行く大阪出身の選手は、大阪で苦汁を舐めてやむなく進学している選手も多いと聞きます。

多少の失意と覚悟を持ってこの決断をしているんです。

 

本来、高校への進学は自由であるべきです。大阪桐蔭なんかは1つの中学生チームから2人以上取らないみたいな暗黙のルールを課して自ら制限をかけているみたいですが、その程度の制限で十分というか、公立には都道府県ごとに制限もあるので、むしろ既に制限多いなぁと思うぐらいです。

夢や覚悟を持った15才の青年が自由に自分の意思で選択できる状況を、大人の理屈で狭めないで欲しいというのがhoinの願いです。

ましてや県外への進学を制限するのは、見る側の勝手な意見でしかありません。

 

地元出身者が少ないチームを応援する気になれない気持ちはまぁわかりますが、「そんな理由」で若者たちの選択肢を狭めるのは絶対に間違っていると思います。

実際、hoinが公立で野球をしていた時は、選手として私立に対しては「負けたくない気持ち」や「ある種の憧れ」のような気持ちで見ることはあっても、今言われているような「良い選手を集めてズルい」といった感情はほとんどありませんでした。

当の選手たちは、その決断や覚悟を知ってるからこそ、そう思うのです。

そもそも、生徒募集について私立に公立のような制限はかけるのは現実的じゃないですが、そんな意見に賛同の声が集まるのが何か嫌だなと思って書きました。

全国で戦力を無理矢理均等化させるなんてもう本当にヒドいただの大人のエゴです。

 

実際に制限がかかった時に、意味はあるのか?

1つ忘れてはいけないのが、有望選手に声をかけているのは学校側ですが、最終的に決めるのは選手側だと言うことです。

結局の所、学校側がスカウトして集めているというよりは、選手側が集まって来ているというのが実態です。

もちろん、そもそもスカウトしたら行きたくなるので学校側に責任がある、という意見もあると思いますが、進学を最終的に決めるのは選手です。

仮にそれを制限したとしても、私立であれ公立であれ、例えば中学時代から転校して進学を目指したり、有望選手は県内の数校に固まってますます普通の公立の戦力が厳しくなります。

 

そもそも、プロを目指しているから環境の整った強豪校でやりたいという若者がいた場合、その進路を制限するなんて意味がわからないですよね。

見る側の都合だけで、若者たちを振り回すような制限は絶対に必要ないと思います。

 

強豪がいるから高校野球は面白い!

結論をいうと、hoinは今のバランスが絶妙だと思います。

毎年色んなドラマがありますが、そこには必ず強豪校が必要です。

ドラゴンボールだって、強い相手がいなきゃ面白くないですよね?

甲子園だって、今回の大阪桐蔭みたいなエリート軍団がたまに現れるから面白いんですよね?

そしてそこに立ち向かうチームの姿に胸を打たれるんですよね?

それを見た中学生たちは、プロをたくさん排出している強豪校に憧れたり、金足農のように旋風を巻き起こすことを夢みたり、野球漫画のような展開に憧れたり。

そう、周りの大人は試合をただ楽しみながら応援してあげたら良いんだと思います。

 

まとめ

何だかモヤモヤしたので色々書いてしまいましたが、とにかく見る側の意見ばかり目立つ風潮は良くないです。

高校野球は面白すぎるのでたくさん意見がでますが、まずは選手ファーストで考えないとですよね。

高校野球は、高校球児のものです。

 

それはそれとして、過密日程は何とかしてあげてほしいと願っております。

hoinは球数制限は反対派で、日程調整で何とかして欲しい派とだけ言っておきます!

 

しっかしまぁ、今年も熱い夏の甲子園でした。

大阪桐蔭おめでとう!!!!!

 

以上、hoinでしたー!